お風呂掃除がつらい...は家づくりで解決できる?"掃除がラクになる浴室設計"とは

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お風呂掃除がつらい...は家づくりで解決できる?
"掃除がラクになる浴室設計"とは

― 毎日の家事ストレスから考える、後悔しない家づくり ―


こんにちは。mty style 家づくりアドバイザーの岩田です。

大阪・兵庫・京都を中心に、300社以上の工務店の現場を見てきた経験をもとに、暮らし始めてから実感する「住まいのリアル」や、後悔しない家づくりの考え方をお伝えしています。

家づくりでは、間取りやデザイン、設備の見た目に目が向きがちですが、実際に住み始めてから満足度を左右するのは、日々の使い勝手や暮らしの負担の差です。

その中でも、多くの方が「できれば負担を減らしたい」と感じているのが、毎日繰り返す家事のひとつひとつです。
特にお風呂掃除は、濡れる、寒い、かがむ姿勢がつらいといった理由から、「家事の中でも負担が大きい」と感じる人が多い部分ではないでしょうか。

実はこうした悩みの多くは、掃除の仕方ではなく「浴室の仕様や設計」によって大きく左右されることもあります。

この記事では、お風呂掃除が大変になる理由と、家づくりの段階でできる"掃除がラクになる工夫"について分かりやすく解説します。


なぜお風呂掃除はこんなに大変なのか

お風呂掃除が負担になりやすい理由は、主に次の3つです。

  

■常に水分が残る環境
浴室は湿度が高く、乾きにくいため、カビやぬめりが発生しやすい場所です。 特に床や排水まわりに水が溜まりやすい構造の場合、汚れが蓄積しやすくなります。

■床材の凹凸が多い
滑りにくさを重視した床は、細かい凹凸があり、汚れが入り込みやすいのが特徴です。 安全性のための仕様が、掃除のしにくさにつながっているケースも少なくありません。

■換気計画が不十分
換気が不十分だと湿気がこもり、乾燥に時間がかかります。 結果として、カビや水垢が発生しやすい環境になってしまいます。

つまり、お風呂掃除の負担は「掃除の頻度」ではなく、浴室そのものの性能や設計によって大きく変わるということです。


実は"床材"で掃除のラクさは大きく変わる

浴室の中でも、特に掃除のしやすさを左右するのが「床材」です。最近の住宅では、メーカー各社が独自の技術でこの課題を解決しています。

  
  • ■ 水はけと柔らかさを両立した構造
  • 例えば、TOTOの「サザナ」に搭載されている「お掃除ラクラクほっカラリ床」。
    表面に刻まれた溝が水を誘導して翌朝にはカラリと乾く仕組みですが、最大の特徴は「床の内側のクッション層」です。膝をついても痛くないほど柔らかいため、お子様との入浴が安心なだけでなく、隅々を掃除する際のご自身の膝への負担も軽減されます。
  
  • ■ 親水性の高い素材で汚れを浮かせる
  • LIXILの「リデア」などに採用されている「キレイサーモフロア」は、特殊な表面処理により、水となじみやすい(親水性)性質を持っています。皮脂汚れなどの油分が浮きやすいため、ゴシゴシこすらなくても軽い洗い流しだけで落ちやすく、掃除の時短に直結します。
  
  • ■ ボタンひとつで「床ワイパー洗浄」
  • 「日々の床掃除を少しでも楽にしたい」という方に注目されているのが、TOTOなどの最新設備にある床の自動洗浄機能です。入浴後にボタンを押すと、水流で汚れを流し、さらに除菌水で仕上げることで、カビやヌメリの原因となる菌を抑制し、次に入る人も一歩目から気持ちよく入浴できます。


見落とされがちな「換気計画」も重要

掃除のしやすさは、床材だけで決まるわけではありません。
多くの方が「換気は大事」と理解している一方で、掃除の負担と直結する視点としてはあまり意識されていないのが、浴室の換気計画です。

よく「窓をつければ換気できる」と思われがちですが、実際には、窓による自然換気は条件がそろわないと十分な効果を発揮しません。
空気の出入り口を複数確保したり、風の流れをつくる必要があるため、狭く密閉性の高い浴室では、現実的に難しいケースも多いのです。

特に、大阪市や吹田市・豊中市・東大阪市などの住宅密集地では、隣家との距離が近く、浴室に十分な窓を設けることが難しいケースも少なくありません。

そのため、こうした都市部の家づくりでは、換気扇による機械換気を前提とした浴室づくりが重要になります。

安定して湿気を外へ排出できれば、浴室を短時間で乾燥させることが可能になり、結果として、カビや水垢の発生を大きく抑えることにつながります。

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家づくりでは"掃除のしやすさ"も大切な視点

間取りやデザインに目が向きがちな家づくりですが、実際に暮らし始めてから満足度を左右するのは、こうした日常の使い勝手です。

特に共働き世帯が増えている今、「掃除の負担を減らす」という視点は暮らしの質を大きく左右します。

見た目だけでなく、「掃除がラクか」・「乾きやすいか」・「汚れがつきにくいか」といった性能まで考えることが、後悔しない家づくりにつながります。


大阪の家づくりこそ、知識が必要です

都市部の家づくりでは、敷地条件や住宅密集地ならではの制約が多く、設備の選び方ひとつで暮らしやすさが大きく変わります。

「掃除がラクな家にしたい」
「家事動線を考えた間取りにしたい」

そんなご相談も多くいただいています。

mty styleでは、実例をもとに、ご家族に合った家づくりの考え方をお伝えしています。 「掃除のしやすさ」も、家づくりの大切なテーマのひとつ。気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。

  

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この記事を書いた人:岩田(いわた)|家づくりアドバイザー

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以前は住宅業界のアドバイザーとして、大阪・兵庫・京都を中心に近畿圏の工務店300社以上の家づくりを裏側からサポートしてきました。多くの現場や経営の舞台裏を見てきた中で、一番強く感じたのは「建てる側の知識ひとつで、お客様のその後の暮らしが180度変わってしまう」という現実です。カタログ上の数字だけでは分からない、本当の意味で使いやすい間取りや、10年後に後悔しないための家づくりの考え方。そんな「業界の目利き」としての経験を隠さずお伝えすることで、地元・大阪の皆様の家づくりが少しでも安心できるものになればと願っています。


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